平成24年10月27日(土)明石 真未(あかし なおみ)管理栄養士の先生にお話ししていただ きました。
動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012では、喫煙・年齢・血圧・総コレステロール値によって冠動脈疾患、脳卒中のリスク 管理が行われます。
地域連携で大阪市立総合医療センターの糖尿病の勉強会で教えていただきました。
当院でも、知らない間に心筋梗塞発症の一歩手前であった人がおられ、冠状動脈の石灰化病変(動脈硬化)がみつかり、イ ンターベンション治療(PTCA)手術をされ事なきをえることができました。
注目されているコレステロールの食事のお話が聞けました。
動脈硬化は血管に悪玉コレステロール(LDL-c)がたまって、血管を蛇行させたり狭くなった状態です。
バランスの良い食事をとって、肥満に注意して、植物性脂肪をとり、動物性脂肪は取りすぎない、魚の脂は善玉コレステロ ール(HDL-c)をふやす、果物・アルコールの取りすぎはよくないです。
サーロイン1枚よりヒレ肉なら3枚食べられる。
高コレステロールの人は1日300mgのコレステロール摂取量に抑えるけれども1週間では2,100mgになればよい。
具体的にはいかや鶏卵、鶏レバーには200mgほどのコレステロールが入っているので、1度に3個の鳥肝は多いし、卵も1日に 2個は多い。ラクトアイスやプロセスチーズは脂質が低い。塩干物は脂質が多いので控える。
調理法では、肉を下に野菜を上にして調理して食べるときにひっ繰り返すとか、味付けは最後に塩を振りかけるとか工夫さ れるとよいとのお話でした。